ツェレは「北ドイツの真珠」と呼ばれる、カラフルな木組みの家が多いことで知られる小さな町です。
この町が初めて歴史上に登場するのは993年のことです。このときはKelluと呼ばれていました。現在のツェレの位置に町の中心が移ったのは1292年のことでした。お城はこのときに初めて造れてました。
1433年、ツェレはブラウンシュヴァイク−リューネブルク公の居住地となります。1527年、町は宗教改革を受け入れ、プロテスタントとなります。また16世紀末には市庁舎はルネサンス様式へ改装されます。さらに1670〜80年にかけてツェレ城はバロック様式に改装されます。
18世紀初頭のツェレ大公の死去の後もハノーファー王国の重要な町の一つとして栄えます。幸い先の大戦でも損害がなかったため、古い街並みを今に残しています。
このツェレに2003年12月20日に行ってきました。ハノーファーを起点としたハルツ地方を巡る旅の最初の目的地です。ヴュルツブルクからハノーファーまではICEで一気に行き、そこからローカル線で行きました。駅から町の中心へは歩いて10〜15分でした。この日は天候も悪く、またちょっと体調がよくなかったのでたくさんは回れなかったのがちと残念です。
ツェレのシンボル的存在ともいえるのが、このツェレ城です。
ツェレ城は1292年に城壁の建設が始まっています。1485年に城の中にルネッサンス様式の礼拝堂がAnna von Nassauとその子供Heinrich der Mittleren von Braunschweig-Lünebrgによって作られます。
16世紀に城はルネッサンス様式となった後、1670〜80年にかけて、ツェレ城はルネッサンス様式からバロック様式に改装されます。このときバロック様式のシアターも作られました。
しかし1705年、城の主であったツェレ大公Georg Wilhelmが亡くなってしまい、レジデンスとしての機能を終えます。その後城の外観を元のルネッサンス様式に戻す工事が始まりますが途中で終了してしまったため、現在ルネッサンスとバロックの2つの様式の顔を持つ城となっています。
城の中はガイドツアーで見ることができます。城の中にあるバロック様式のシアターはツアーで見ることは勿論、今も実際に劇場として使われているそうです。
このツェレ城の正面にあるのがボーマン博物館です。
博物館の建物は1903〜5年にかけて建てられています。博物館の中にはツェレを支えてきた手工業に関する展示や昔の家の様子を再現した展示などがあります。