ハールブルク (Harburg)

ハールブルクは、ヴィルニッツ川沿いの人口6000人ほどの城下町です。この町のシンボルはなんと言っても山の上に立つハールブルク城です。

このハールブルク城は歴史のある城で1150年にはすでに文献に登場しています。1299年にハールブルク城と町はエッティンゲン家に買い上げられます。

中世においてハールブルク城は一度も陥落せず、現在ドイツの古城の中で最も保存状態の良い城として知られています。このせいか、ハールブルクの町には古い民家がごろごろあります。少し歩くと歴史的な建物にすぐぶつかります。

ネルトリンゲンに一泊したあと、ハールブルクに向かいました。ハールブルクの駅はネルトリンゲンとドナウヴェルトを結ぶ路線上にあります。平日は1時間に1本、土日祝日は2時間に1本程度列車が走ります。基本的にアクセスには困りません。

ハールブルクの駅前には何にもありません。あるのは工場だけ。町の中心までは歩いて15分程度。お城へはとっても楽しい、急な坂道を登る必要があります。駅からだと20〜30分程度です。

でもタクシーでないといけない距離ではありません。一見は百聞にしかずです(謎)。

注:ハールブルクは全く同じ綴りの町がハンブルク(Hamburg)近郊にあります。これと区別するため、ロマンチック街道のハールブルクはHarburg(Schwaben)と書きます。

ハールブルク駅 ハールブルク駅

ハールブルク駅。駅前には何もない。

ハールブルク駅近くにはこのような工場が。


ハールブルク城 (Burg Harburg)

ハールブルクのシンボル、ハールブルク城は小高い山の上に立っています。

一度も陥落したことのないこのハールブルク城は、11世紀前半には存在していたと考えられています。しかし文献に洗われるには1150年のことです。元はホーエンシュタウフェン家の要塞でしたが、1299年に町と共にエッティンゲン家に買い上げられます。

その後ハールブルク城は19世紀まで、増改築か続きます。その間城は幾たびと敵の襲撃を受けながらも陥落することはなく、中世の城が完全に保存された状態で現在に至っています。

ハールブルクの町を廻りながら、ハールブルク城に向かいました。お城に着いたのは12時5分頃。ハールブルク城はガイドツアーでの見学ですので、「うーん、1時まで待つか」とちょっとぶらぶらモード。

「まあ、先に教会を見とこ」とおもって教会の扉を開けようと試み、「やっぱり閉まってる!」と思った矢先、中からガイドのお姉ちゃん(?)が現れて、ラッキーなことにそのままツアーに参加することができました。

ハールブルク城のガイドツアーは聖ミヒャエル教会から始まります。この教会は1720年に、現在のようなバロック様式に改装されています。見事なスタッコ装飾とフレスコ画が鮮やかです。教会の入り口すぐ左にある墓碑は、Gottfried zu Oettingen-Oettingen公(1534-1622)と2人の妻です。

ツアーは庭園を抜け、Wasserturm(水の塔)から城壁へと登ります。ここでハールブルク城の特有の、オークの穴の開いたボールの入った(ボールは動く!)、フレキシブル(?)な円形の狭目を見ることができます。この他にも敵にピッチをかけたりするための下向きの穴などもあります。

ツアーはWeißer Trum(白の塔)に向かいます。ここには中世の武器の展示があります。またすぐ隣の部屋は昔の牢獄です。

この次は、執務室へと進みます。壁には家系図らしい絵や槍、地球儀っぽいのも展示してありました。ここの天井はグニュグニュした、謎の模様の中に肖像画が描かれていたりとちょっと複雑な感じ。棚を整理している秘書(?)さんのお人形もありました(確かここだったと思う)。後から知ったのですが、この建物の下の階は穀物庫や馬小屋として使われていたそうです。

次にツアーはベルクフリード(Bergfried)に進みます。ここは牢屋として使われていました。入り口の階には約8メート下の監獄への木製のエレベーター(もどき)や、トイレ、上階には拷問の道具や牢屋がありました。ここではローテンブルクの犯罪博物館で見ることのできる、首と手首を固定する、3つ穴の開いた木の手錠があり、実際に実演してくれます。興味のある方は是非お試しあれ!

最後にツアーはホールに進みます。ここではサービス良く音楽をかけてくれます。さすがに音響はばっちり!部屋は派手さはありませんが、美しい漆喰装飾などがされています。

ツアーは約1時間。進行もゆっくりでじっくり見ることができます。ガイドさんも親切。質問すれば答えてくれます。城は小さく派手さはありませんが見応えは十分。車でロマンチック街道を行かれる方は是非寄って下さい。但し夏期しか開いていません。あと城の建物内は撮影禁止です。

関係ないですが、入場券の番号が「033333」でした。ちょっと得した気分。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

ハールブルク駅よりの、国道B25近くから見たハールブルク城。

ハールブルクの町の中心近くから見たハールブルク城。

ハールブルク城の建つ山の中程から見たハールブルク城。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

ハールブルク城の城壁。城壁は12世紀にはすでにできあがっていた。丸い穴がここ独特のなかにオークが入った狭目。細長いのはピッチなどをこぼす穴。

城壁とGlockentrum。

城壁とWassertrum。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

製パン所(Pfisterei)。今はショップ。この奥が聖ミヒャエル教会。

WatertrumとWeißtrumの間の庭園。後ろは城壁。

見える塔はWeißtrum。落とし門、執務室だった現レストランの建物(1562年造)がみえる。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

少し角度を変えた写真。落とし門の所は極端に狭くなっているのが分かる。

落とし門の拡大。

門の外の赤い厩舎。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

穀物庫&馬小屋。上階は執務室。

ベルクフリート。牢屋だった。ハールブルク城でもっとも古い建物の一つ。

バロックホールのある建物(1496年造)と、もう一つのベルクフリート。ホールは1717〜21年にかけて造られた。

ハールブルク城 ハールブルク城 ハールブルク城

1496年造を示すレリーフ。

パレス。扉は閉まってました。

井戸。元は130メートルの深さがあったが、今は50メートルが現存するのみ。

ハールブルク城 ハールブルク城

ハールブルク城の案内板。ばっちり日本語あり!

町から城に向かうときはこのような急な小道を行く必要があります。


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