ミュンナーシュタットは、ヴュルツブルクから北へ60キロほどの所にある、歴史ある小さな町です。
13世紀に市壁および門塔が造られ、現在の市庁舎も15世紀に建てられた物です。これらの他にも16〜17世紀に建てられた建物が残っており、町の歴史を感じさせます。
この町で忘れてならないのが、町の中心から、ちょこっとはずれたところに立つ、聖マグダレーナ教会です。12〜13世にかけて建てられたこの教会は、ドイツ中世を代表するリーメンシュナイダー、及びフェイト・シュトース(Veit Stoß)の先品が今もなお残っています。
2003年11月1日、ミュンナーシュタットに行ってきました。ミュンナーシュタットまでは、ヴュルツブルクからシュヴァインフルト(Schwainfurt)まででて、そこからエアフルト方面に乗り換えます。トータルで1時間くらい。また同じ日に、シュヴァインフルトとバンベルクの中間にある、ハスフルト(Haßfurt)、また日を変えてミュンナーシュタットのさらに北にある、ビブラ(Bibra)にも行ってきました。あわせて記載します。
町の中心から少し離れたところに、聖マグダレーナ教会が建っています。
この教会は12〜13世紀にかけて建てられました。この教会で特筆すべき物は、その豊富な中世芸術品達です。
主祭壇は、リーメンシュナイダーが1490年〜92年にかけて造った、聖マグダレーナ祭壇です。残念なことに18世紀において、祭壇は一度解体され、フリューゲルのレリーフ及び聖人像が分散してしまいます。祭壇中央の聖マグダレーナ像はオリジナルでは有りません。オリジナルはミュンヘンのバイエルン州立博物館にあります。また祭壇下部の4人の福音書家の像は、オリジナルはベルリンのボーデ博物館の所蔵です。さらにフリューゲルのレリーフの1枚(シモンの晩餐)もミュンヘンのバイエルン州立博物館にあります。
4つの天井画は、ニュルンベルクの大彫刻家、フェイト・シュトースによるものです(この時に、先のリーメンシュナイダーの祭壇も彩色されたが、後に落とされている)。オリーブ山の像たちは1420年頃に制作された物であり、また12使徒像も同じ頃に作られたそうです。洗礼盤は1613年、聖歌隊席は15世紀に造られています。
中世美術の宝庫のこの教会、絶対に訪れて損はないでしょう。