1500万年前に隕石が落下してできたリース盆地にある、直径約1キロほどの城壁に囲まれた円形の町、それがネルトリンゲンです。
ヴュルツブルクからアウスブルグを通って、さらに南のイタリアへとのびる旧商販街道(現ロマンチック街道)沿いという好条件より、中世においてネルトリンゲンは政治上、経済上重要な都市でした。
ネルトリンゲンが帝国都市権を獲得した4年後である1219年には、「フランクフルト・メッセ」に次いで重要なヨーロッパ各国物産品の販売見本市が、ここで開催されています。
14世紀になると現在も残っている、門や塔でかためられた市壁ができます。これはそれ以前にあった市壁の4倍もの地所を取り囲むというとても大きな物でした。
その後およそ1世紀半にわたって豪華な作りの貴族の館や民家、そして後期ゴシック形式の聖ゲオルグ教会などが建てられ町はおおいに繁栄しました。
しかし16世紀に始まった宗教紛争、30年戦争によってネルトリンゲンは急速に衰退しました。
以後約300年間は町には何ら建設されず、また世界大戦後の市政によって中世の町並みを完全に残してネルトリンゲンは現在に至っています。
2003年3月1日、ドナウヴェルトの次の目的地がネルトリンゲンです。ネルトリンゲンへはドナウヴェルトからはローカル線でおよそ30分、土曜日は2時間に一本ほど。
途中、ハールブルク(Harburg)を通りますが、車窓からハールブルク城が見えます。またネルトリンゲン駅の近くになると車窓からネルトリンゲンのシンボルであるダニエルも見えました。駅から城壁内までは歩いて5分程度です。
また、2003年8月1日に再度ネルトリンゲンを訪れました。前回見そびれたところを中心にまわりました。以下の各観光ポイントで季節がちがう写真が多数混じってますが、気にしないでね。
市壁内の中央に位置するのがネルトリンゲンの聖ゲオルグ教会です。
1427年から1505年にわたって建設されました。後期ゴシック様式のハレン・キルヒェ(会堂式教会)としては南ドイツ最大の教会です。
また教会の約90メートルの高さの塔は、通称ダニエルと呼ばれています。この展望台からはリース盆地にある99の教会塔が数えられたと言います(塔を登るの途中で、地図に旗がついたパネルがみれます)。
とても残念なのですが、聖ゲオルグ教会の建物の中には入れませんでした。土曜は午前中しか入れないらしいです。
しかしダニエルには登れました。約350段の階段をかなり疲れながら登ります。塔の上では日本語で挨拶をしてくれる陽気なおじちゃんがいて料金を徴収です。
展望台からはネルトリンゲンの円形の町の作りがよく見えます。とても見晴らしがよく気分は最高!ネルトリンゲンは本当に赤褐色の三角屋根ばっかでした。
また8月に行ったときは、教会の中にはいることができました。中は天井が高くまたとても明るいです。歴史的な内装品が数多く残っており見学は充実そのもの。