聖ローレンツ教会は2本の尖塔を持った教会です。1250年頃、ロマネスク様式のバジリカの基礎の上にゴシック様式で建てられました。1360年に2つの塔の間に、9メートルを超えるトレサリーが作られました。
15世紀になると、聖人デオコルスの聖遺物を収納する銀製聖遺物匣が作られ、それに伴い教会も改装されました。なおこの銀製聖遺物匣は、1806年、ニュルンベルクのバイエルン編入時に売却され、溶鉱炉で渡河されています。
この15〜16世紀にかけては、教会に多数の芸術品が納められています。その中で最も有名なのが、ファイト・シュトースの最高傑作、受胎告知のレリーフです。1517〜8年に当時の市長アントン・トゥーハー2世によって依頼されたこのレリーフは、55個のバラに囲まれて大天使ガブリエルと聖母マリアが描かれています。
この他にも教会の中央祭壇を飾る十字架、また壁に設置されている天使ミヒャエル像も彼によるものと言われています。またアダム・クラフトによる20メートルの高さにもなる聖体安置塔、教会先方の美しいステンドグラスたち、また小祭壇はその殆どがこの時期のものです。
しかしこの聖ローレンツ教会も、第2次世界大戦の空爆によってほぼ全壊してしまいます。幸い装飾品は地下に保管されていましたが、1952年に市民らの力によって修復されました。
前述の通り、この聖ローレンツ教会は中世美術の宝庫です。その美しさを施肥ともゆっくり鑑賞して下さい。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
駅側から見た、聖ローレンツ教会。 |
違う角度から。2本の塔とそれにはさまれたトレサリーが見事。 |
正面位置口のタイパン。イエスの生誕や受難などが刻み込まれている。 |
直径9メートルにも及ぶ、トレサリー・ロゼット。 |
![]() |
![]() |
![]() |
教会の中。 |
教会前方部。ファイト・シュトースによるレリーフがつり下げられ、その下に中央祭壇がある。左端にアダム・クラフトによる聖体安置塔がみえます。 |
中央祭壇。十字架像は1516〜20年頃のファイト・シュトースの作品。 |