レーゲンスブルク (Regensburg)は2000年の歴史を誇る、ドナウ川沿いの古都です。町には1400を超えるともいわれる中世の歴史的建物が存在し、レーゲンスブルクは建物の博物館とさえ言われています(近い将来に世界遺産に登録されると思います)。
紀元前90年頃には、この地にローマ軍の基地がありました。179年にカストラ・レジーナ(Castra Regina)という要塞が作られました。6世紀中期からバベリア人が定住し始めます。739年にレーゲンスブルクは司教の管轄地となります。
900年頃に1回目の市の拡張が行われます。1135〜46年にかけてシュタイナーネ橋が建設されました。1245年にレーゲンスブルクは帝国自由都市となります。1274年からドーム、および市庁舎の建設が始まります。
1300年頃には2回目の市の拡張が行われました。この頃レーゲンスブルクは商業・交通の要所として大いに反映し、様々な建物が建てられました。しかし16世紀にはいると交易ルートの変更などにより商人が町を去り始めます。
17世紀の30年戦争によって、スウェーデンに征服されますが、後に取り戻されます。1663年には帝国議会が開催されています。この帝国会議は閉会されることはありませんでした。
1806年の神聖ローマ帝国の崩壊後、1809年に町はナポレオンによって征服されます。その後第2次世界大戦でほとんど戦災を受けなかったことから、今でも中世の町並みが残る町として現在に至ります。
このレーゲンスブルクにパッサウの帰り、2003年11月16日に行ってきました。パッサウおよびニュルンベルクからICE(IC)で約1時間です。町の中心部へは駅から歩いて10〜15分程度です。
レーゲンスブルクのシンボル的存在が聖ピーター大聖堂(St.Peter)です。1276年〜1520年にかけて建設されたゴシック様式の大聖堂です。この時点では今みられるような尖塔はありませんでした。
18世紀に一度バロック様式になりますが、1830年代にゴシック様式に戻されています。また1859〜69年にかけてルードヴィッヒ1世の元に、高さ105mの尖塔が建てられました。
ドームの中で必見なのがステンドグラス。14世紀に作られたステンドグラスは色が鮮やかなことはもちろん、その大きさにもびっくりです。また中世の石像が数多く残されておりこれまた必見です(ただし一部は歴史博物館の方に保存されています)。
このレーゲンスブルクの大聖堂で忘れてならないのが、大聖堂のすすめたちといわれるドームシュパッツェン(Domspatzen)という少年合唱団の歌声です。ミサのときに鳴り響く歌声はとても澄んでいて美しい歌声。ミサに参加するのはちょっと、というときはミサの時間に席に座るのではなく、教会の後方に立ち聞きしていればじゃまにもならなくていいかと思います(おいらはそうしました)。