タクシス候城の手前に、レーゲンスブルクの聖エメラム教会があります。聖エメラムは7世紀頃にバベリア人にキリスト教を布教した聖人です。
聖エメラム教会は厳密にはベネディクト派修道院の付属教会で、修道院は聖エメラムの墓の上にたてられています。教会の歴史は大変古く、8世紀にバジリカ形式の教会が建てられます。11世紀中頃にロマネスク様式に拡張されます。同じ頃に聖ヴォウフガンクの地下聖堂が造られています。
教会は何度か火災にあった後、1731〜33年にかけて、設計士プルンナーとあの有名なアザム兄弟(Cosmas Damian AsamとEgid Quirin Asam)によってゴシック化されます。今日みられる鮮やかな装飾はこの時のものです。
この教会はドアをしきりに、鮮やかなバロック様式の空間とそうでないところがはっきりしています。古いものと新しいものの共存。それがこの教会の歴史の古さを感じさせてくれます。