ローテンブルクの聖ヤコプ教会はプロテスタントの教会です。
1311年に東内陣の建設がはじまり、およそ2世紀後の1485年にヴュルツブルクの司教によって献堂式が執り行われました(東内陣の完成は1322年、本陣は1373年から1436年までに建てられ、西内陣と高廊は道路の上に橋かけて結びつけ、1450年から1471年の間に完成)。この教会の大きさは、中世におけるローテンブルクの繁栄を反映しています。
拝観料は大人1.5ユーロ、日本語のパンフレット(有料、1.5ユーロ)およびしおり(無料)があります。受付のおじちゃんはいい人でした(謎)。
中央祭壇は1466年にこの町の偉大な市長ハイソリッヒ・トップラー(本人は1408年に獄死)によって寄贈されたものです。
優れた彫刻はシュヴァービンの巨匠たちが、また祭壇の絵はネルトリンゲンの画匠フリードリッヒ・ヘルリンの作品で、ドイツでもっとも芸術的価値の高い祭壇の一つです。その後ろには見事なステンドグラスがあります。また後方には1968年に納められたパイプオルガンがあります。
この教会でもっとも有名なのは、後方の階段から上に上った西内陣の上階にある、聖血祭壇(Hl.Blut-Altar)です。
この祭壇は1270年頃の聖遺物の十字架の中の水晶玉を納めるために、ヴュルツブルクの大彫刻家ティルマン・リーメンシュナイダーによって作られました。中央の彫刻は最後の晩餐の場面です。キリストはユダが裏切ることを預言していて、ヨハネスは主の胸元に伏せています。
この教会にはもう一つリーメンシュナイダーの作品、St.Louisがあります。リーメンシュナイダーの初期の先品です。
またヤコプ教会では夏期にパイプオルガンのコンサートを行っています。プログラムは掲示で確認して下さい。音響がいいのでお勧め。なんか日本のコンサートホールのパイプオルガンが悲しくなる一瞬です。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
町のシンボル的存在のローテンブルクの聖ヤコプ教会。 |
夜はライトアップされてとてもきれい。 |
よく見ると塔の左右が違うのが分かる。これは完成時期がそれぞれ異なるために様式が違うため。 |
教会の中でのパイプオルガンのコンサートの様子。 |
![]() |
![]() |
![]() |
聖ヤコプ教会の前方。祭壇の後ろのステンドグラスは高さが17メートルもある巨大なもの。 |
祭壇後方のステンドグラス。左側がマリアの生涯、中央がイエスの生涯と受難、左はイエスの救済を示している。1350〜1400年頃の作品。 |
中央祭壇(12使徒祭壇)。左側にあるのがサクラメント棚。 |
![]() |
![]() |
12使徒祭壇の拡大。トップラー市長の寄進による。6人の聖者は左からエリザベート、ヤコプ、マリア、ヨハネ、レオンハード、アントニウス。 |
中央の十字架像の拡大。4人の天使は信仰、礼拝、不信、疑いのシンボル。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
祭壇の扉の絵。フリードリッヒ・ヘルリン作。表の左右の2枚はマリアの生涯を描いている。これは表。 |
これも表。 |
これは裏。聖ヤコブの生涯が描かれている。左上の「町」は1466年頃のローテンブルク。 |
これも裏。 |
![]() |
![]() |
![]() |
中央部拡大。最後の晩餐の場面。表情豊かなこの作品を是非生でゆっくり見て欲しい。 |
キリストと向かい合っているのがユダ。左手に銀貨の入っている袋を持っている。写真中央の伏している人がヨハネ。 |
細かい細工。 |
![]() |
![]() |
![]() |
祭壇上部の拡大。中央の十字架のなかの水晶玉に聖血が3滴入っている。だから「聖血祭壇」1270年頃に見つかった聖遺物。リーメンシュナイダーの彫刻を組み入れて祭壇に仕上げたのはエルハルド・ハルシュナー。 |
マリア祭壇。リーメンシュナイダー学校によるもの。 |
祭壇の拡大。中央にマリアの戴冠、左右の扉にアンナとマリア母子像、下部にマリアの死の場面が彫られている。 |