シュヴァンガウは、お伽の国のお城、ノイシュヴァンシュタイン城のある町です。ノイシュヴァンシュタイン城のあるところは、シュヴァンガウでも特に「高地」にあたるため、「ホーエンシュヴァンガウ」と呼ばれます。
フュッセンに近いこともあり、シュヴァンガウの歴史は古く、シュヴァンガウの町から2世紀の「ローマ風呂」のあとが発見されています。
12世紀になると、シュヴァンガウの王、ヴェルフ家(Welf)が、現在のホーエンシュヴァンガウ城の所に城を建て、居城とします。しかし、シュヴァンガウの騎士たちは16世紀のとぎれてしまい、ホーエンシュヴァンガウ城は荒れ放題となります。さらにホーエンシュヴァンガウ城はナポレオン戦争でダメージを受けます。
しかし1832〜6年にかけ、マクシミリアンU世(当時は皇太子)が、壊れたホーエンシュヴァンガウ城を買い取り修復します。そしてここを夏の別邸としました。
その後、息子であるルートビッヒU世が、1869〜86年にかけてノイシュヴァンシュタイン城を建てます(未完成に終わる)。王の死後、ノイシュヴァンシュタイン城は一般に公開され、城のある町としてシュヴァンガウはその名を知られるようになります。
一方シュヴァンガウは、空気の澄んだ保養地としても知られています。1985年にシュヴァンガウは、空気浴保養地(Heilkilmatischer Kurort)に指定されています。サイクリングロードも整備されており、またシュヴァンガウの西にはテーゲルベルク(Tegelberg)という山があります。湖も数多くあり、これらの自然に触れるにはシュヴァンガウは絶好の場所といえます。
フュッセンの次はシュヴァンガウにいきました。最初にシュヴァンガウの町を見たかったので、フュッセンからバスで10分強の、シュヴァンガウの市庁舎前まで行きました(余談ですが、お城に行くときは「ホーエンシュヴァンガウ(Hohenschwangau)」でちゃんと降りましょう!「お城前」のようなバス停はないですよ!)。
シュヴァンガウの市庁舎からおよそ10分歩くと、牧草地の中にぽつんとたつ、聖コロマン教会にたどり着きます。
聖コロマンの名は、シュヴァンガウに滞在していたアイルランドからの巡礼者に由来し、いまは家畜の守護聖人とされています。毎年10月の第2日曜日の「コロマン祭り(Colomansfest)」では、バイエルンの民族衣装で着飾った華やかな騎馬行列を見ることができます。また5月26日のWurmfeiertagには祈祷行列とミサがおこなれます。
絵のように美しい風景を見せてくれるこの教会は、1673年にヨハン・シュムッツラー(Johann Schmutzer)によって建てられました。
内装は見事な漆喰細工です!これは必見!シュヴァンガウに宿を取ったなら、必ず見に行きましょう!これを見ないのはあまりにももったい!ドイツ人には割と知られているらしく、車で見学に来る人が多数いました。
シュヴァンガウ観光のルートに聖コロマン教会を入れることを僕は強くお勧めします。
緑豊かな牧草地に囲まれたシュヴァンガウは、主に市庁舎周辺とホーエンシュヴァンガウ周辺に家が固まっています。
ここで一つお勧めしたいのが、市庁舎からホーエンシュヴァンガウまでSchwangauer str.を散策することです。徐々に向きを変えて見えるノイシュヴァンシュタイン城は、ツアーなどではついつい見逃しがち。牧草地の心地よい風に当たりながらの散歩はいいですよ。