美しいマイバウムとヴィース教会のある町、それがシュタインガーデンです。
シュタインガーデンの歴史は、第2次十字軍遠征目前の1147年、この地域を支配していたヴェルフY世がプレモントレ会修道院をこの地に建てます。1176年には付属の大聖堂(現ヴェルフェン教会)が建てられます。その後1746〜54年に、シュタインガーデンの町はずれにヴィース教会が建てられます。
シュタインガーデンはサイクリングやハイキングを楽しんだり、またのどかな生活を楽しむ保養地でもあります。そのためシュタインガーデンには長期滞在用の貸別荘も数多くあるそうです。
午前中にシュヴァンガウの2つのお城を見たと、ヴィース教会、そして一旦ヴィルトシュタイクにいき、またシュタインガーデンに戻って町を観光しました。シュタインガーデンには有名な教会が2つあります。ヴェルフェン教会とヴィース教会です。この2つとも見るためにシュタインガーデンを訪れました。
いずれの移動も路線バスを利用しました。シュヴァンガウ〜シュタインガーデン〜ヴィルトシュタイクは一本のバスで行くことができます(歩くのはちときつい距離です)。しかし本数はそう多くはありません。前もってしっかり時刻を調べてからいざ観光にゴーです。バスの時刻表は「こちら」
ちなみにシュタインガーデンのタクシーの番号は465です。シュタインガーデンからハルプレッヒに移動の際にはタクシーを使いました(シュタインガーデンの市庁舎からフュッセン方向に行くとスーパーがあり、その前に電話ボックスがあります)。ただ、英語は通じなかったです。頑張って「Marktplatz(マルクトプラッツ)」といってタクシーを呼びました。でも運ちゃんはいい人でした。
ヴィース教会はシュタインガーデンの町はずれ、牧草地の中にぽつんとある巡礼教会です。
1730年にマグヌス・シュトラウプ神父とルカス・シュバイガー修道士が、シュタインガーデンのプレモントレ修道院において、寄せ木作りの鞭打たれる救いの主の像を造ります。
しかし血と傷で覆われた木像は、あまりにも悲惨なため信者の同情を呼び、1734年以降使われなくなります。使われなくなった木像はシュタインガーデン修道院付属食堂の主人、エレミアス・レーレの屋根裏におき忘れ去られます。
1738年3月4日に、農婦マリヤ・ロリーが、自らの農場にこの木像を譲り受け、熱心に祈りを捧げていました。
1738年6月14日(土曜日)の夕拝中に、突然、救いの主が涙を流します。続く日曜の早朝にも救いの主は涙を流します。この「ヴィースの奇跡」は瞬く間に広まり、それ以降多くの人がこの救いの主の像を巡礼するようになります。
最初は小さな礼拝堂が建てられますが、あまりにも巡礼者が多く、受け止められなくなります。1743年、教会の建設計画がシュタインガーデン修道院長より、当時最も高名な建築家の一人、ドミニクス・ツィンマーマンに託されます。
1746年7月10日、基礎がおかれここに教会建築が始まります。教会の内装には、ドミニクス・ツィンマーマンの実の兄、宮廷画家であるヨハン・バプティスト・ツィンマーマンを初め、バルタザー・アウグスト・アルブレヒト、アントン・シュトゥルム、エギディウス・フェァヘルスト、ヨハン・ゲオルグ・ベルクミュラー、ヨセフ・マーゲスらが携わります。
1754年9月1日、ヴィース教会の献堂式が執り行われ、今日に至っています。
ヴィース教会はヨーロッパで最も美しいロココ教会といわれるほど、その内装は美しくまた煌びやかです。ヴィース教会は1983年にユネスコの世界遺産に登録されています。現在もヴィース教会を訪れる人は途絶えることを知りません。
しかし、ヴィース教会は牧草地の中にぽつんとある巡礼教会なので、アクセスは容易ではありません。車が一番です。フュッセン(またはロッテンブーフの方)から、路線バスがあるのですが、本数はそれほど多くありません。うまくタクシーを使うと効率よくヴィース教会の見学に行くことができます(タクシーの番号は465)。
僕はホーエンシュヴァンガウ12時43分発のバスでヴィース教会へ向かいました。ヴィース教会には13時15分頃つきます。ヴィース教会を見学した後、14時ちょうどバスで次の目的地ヴィルトシュタイクに向かいました。(注:バスの時間は必ずご自分で確認して下さい。ダイヤは変わっている可能性があります)
ヴィース教会すぐ前の売店に、日本語の見学案内があります。とても詳しく載っています。
ヴィース教会の行き方は[こちら]にあります。
注:なんでこんな所にあるの?と思うのは分かりますが、「ここにあるのは理由がある」からです。また世界遺産の観光スポットですが、それ以前に教会は信仰の中心です。そこを理解した上で見学して下さい。
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ヴィース教会の中央祭壇。 |
中央祭壇下部。ヴィース教会巡礼の始まりの鞭打たれる救いの主像が見える。 |
中央祭壇の絵。キリスト(子供)がマリアの膝に抱かれ、み顔をヨセフに向けている。手前の金の像はペリカン。 |
祭壇上部。子羊の像が見える。フレスコ画は、天使たちがイエスを苦しめた道具(十字架、槍など)を神に捧げようとしている。 |
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中央祭壇を囲む柱は、赤い柱が自ら犠牲になったキリストの血を、青は天の恵みを意味している。 |
ヴィース教会の天井画。緩やかなドームの上に描いてあるように見えるが、実際はほぼ平面の天井に描いてある。下の扉は天国の扉。 |
虹の上にいるのが復活されたキリスト。右手は十字架を、左手は自らの心臓を指さしている。周りには多くの天使がいます。下の玉座は最後の審判のためのもの。 |
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ヴィース教会の見事な説教壇。 |
説教壇下部のヴィース教会で最も美しいと言われる天使。魚かイルカの上の乗っている。 |
修道院長席。ヴィース教会はシュタインガーデン修道院の「巡礼教会」という役割だけでなく、修道院長らの夏の居住地でもあった。 |
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ヨーロッパ4大教父の一人、アウグスティヌスの像。他にヒエロニムス、グレゴリウス、アンブロシウスの像もあります。 |
白と金の花束。 |
教会入り口のすぐ上にある、ドミニクス・ツィンマーマンのサイン(「ドミニクス・ツィンマーマン、ランツベルクの建築師」と書かれている)。 |
ヴィルトシュタイクから路線バスでシュタインガーデンに戻り、マルクト広場に向かいました。
シュタインガーデンのマルクト広場は、市庁舎とヴェルフェン教会の真ん中にあります。
マルクト広場には泉があり、ヴェルフ6世の像が中央にあります。市庁舎前にはマイバウムもあります。
シュタインガーデンのお店もこのマルクト広場周辺に固まっており、まさに町の中心となっています。