ヴァラーシュタインは、人口3000人ほどのリース盆地にある小さな町です。
ヴァラーシュタインは、1188年にホーエンシュタウフェン家がこの地に城を築いたことから始まります。この城は1261年にエッティンゲン(Oettingen)家の所有となります。しかし30年戦争末期の、1648年3月25日にスウェーデン軍によって破壊されます。
その後、破壊された城にかわるものとして麓に新しい城(レジデンツ)が建設されます。この城は19世紀に現在のような3翼式の城となります。
1806年、エッティンゲン伯爵領は自治権を失いバイエルン国に編入されます。
ちなみに、ヴァラーシュタイン城とハールブルク城、さらにバルデレン城(Baldern,ヴァラーシュタインの西にある町)は、エッティンゲン伯爵の城で、現在私有のお城です。個人で本当のお城を3つも持っているわけです。すごいですねえ。
あとヴァラーシュタインで忘れてならないのが、地ビール!エッティンゲン伯爵は様々な事業を展開しており、地ビールもその1つ。城の管理とビール工場という組み合わせが何ともドイツらしいです。
2003年8月1日〜3日にかけて、ヴァラーシュタイン、ネルトリンゲン、ハールブルク、ランツベルクをまわってきました。最初の目的地はヴァラーシュタインです。ヴァラーシュタインへはネルトリンゲンから路線バスを利用しました。この路線バスは平日は2時間に1本程度あるのですが、土日が激減です。
ネルトリンゲンからヴァラーシュタインへはバスで10分ほど。タクシーでも十分いける距離です。ヴァラーシュタインから宿を押さえていたネルトリンゲンへはヨーロッパバスで帰りました。
ヴァラーシュタインのシンボルともいえるペスト記念塔は、国道B25のど真ん中にたっています。
この塔は1722〜5年に建てられました。先端部に光輪、十字架と天使像があります。その下に三位一体が示されています。このことからこの塔は三位一体塔(Dreufaltigkeitssäule)とも呼ばれます。
ヴァラーシュタインの聖アルバン教会は、ペストの塔の少し先にあります。
現在の聖アルバン教会は1612〜3年にかけて建てられました。しかし13世紀にはその存在が文献に記載されています。
教会の中は、中央に柱が走り、身廊が2つあるという変わった構造です。中央祭壇の真ん前に柱があるのがとてもびっくりです。