ヴァイカースハイムは周囲を森とブドウ畑囲まれた、人口8000人くらいの小さな町です。
ヴァイカースハイムは、フォン・ホーエンローエ家に属していました。ヴァイカースハイム城はフォン・ホーエンローエ家のレジデンツであり、ここに宮廷文化の花が開いていました。
18世紀になると、今現在ヴァイカースハイムで見られるような、マルクト広場を中心として、東部に教区教会、北部と南部はバロック様式の官庁、西部にヴァイカースハイム城という町並みが形成されます。
またヴァイカースハイムには、国際青少年音楽協会のドイツ支部があります。夏にはヴァイカースハイム城も練習用に開放され、ヴァイカースハイムの町中が音楽に包まれるそうです。
2003年5月1日、日帰り観光でヴァイカースハイムとタウバービショフスハイムに行ってきました。最初の目的地はヴァイカースハイムです。
ヴュルツブルクから約30分のラウダ(Lauda)まで行き、そこからクライルスハイム(Craliusheim)行きのローカル線でヴァイカースハイムに行きます。ラウダからヴァイカースハイムまでは約25分。ラウダでの乗り継ぎはよく、計1時間ぐらいでつきます。
時間によってはヴュルツブルクからヴァイカースハイムまでの直通もあります。
一見順調なのですが、やってしまいました!ヴァイカースハイムじゃなくて手前の駅で降りちゃいました!すべてはDB、君が遅れるのが悪いんだよ!駅名の表示もとても少ないし、次の駅が何処とは書いていないので、時間だけを頼りにしていたらしっかり遅れてくれました。
でも、ヴァイカースハイムまでは歩いて20分ぐらいでした。いやあ、セーフです。
ヴァイカースハイムの駅から、マルクト広場までは歩いて10分程度。マルクト広場の道はくねくねしているので迷わないように。
中央駅からくねくねした道を10分強歩くと、ヴァイカースハイムのマルクト広場につきます。
中央に噴水のあるこのマルクト広場は、西にヴァイカースハイム城、東に教区教会(聖ゲオルグ教会)、南に市庁舎、北にタウバー地方博物館が位置しています。
ヨーロッパバスも、このマルクト広場にあるバス停に止まります。
タウバー地方博物館の裏手にある、駐車場の奥に、音楽の家(Haus der Musik)があります。このなかにユースも入っています。
音楽の家の横には、タウバー川が流れています。
マルクト広場には、サイクリングの人たちがたくさんいました。ヴァイカースハイムの周りでサイクリングを楽しむ人はとても多いです。
ヴァイカースハイム城は、町の西側にあります。
ヴァイカースハイム城はホーエンローエ家(Hohenlohe)の居城で、ホーエンローエ家は12世紀から1756年まで、ヴァイカースハイム城に住んでいました。
ホーエンローエ家はとても小さく、ドイツ全体で見たとき、その政治的影響は微々たるものでした。しかし城は驚くほど立派です。
16世紀まで、現在のヴァイカースハイム城の所には、他の堀のある城が建っていました。
1595年にWolfgang伯爵が古い城を壊し、ルネッサンス様式の新しい城(現在のヴァイカースハイム城)の建設をはじめます。
18世紀になると、Ludwig Friedrich Carlがヴァイカースハイム城をレジデンツと定め、庭園を当時の流行だったバロック様式に改造します。
しかし、1756年にCarl Ludwigがこの世を去ると、ホーエンローエ家は途絶えてしまい、ヴァイカースハイム城はレジデンツとして使われなくなります。以後、内装などは変えられることがなく、ヴァイカースハイム城は建てられてから約400年間、殆ど姿を変えずに現在まで保存されています
ヴァイカースハイム城の見学はガイドツアーのみで可能です。また城内の写真撮影は禁止されています。
毎時ちょうどにガイドツアーは出発します。所要時間は約1時間。ドイツ語でのツアーなのですが、英語の解説を貸してくれます。
ガイドツアーは最初、Ludwig Friedrich Carlの、バロック様式の部屋から始まります。その後、后のElisabeth Friederike Sophieの部屋へと進みます。途中、当時の流行であった、アジア製の陶器を置いた、鏡の間などを見ることができます。
次に息子である、Albecht Ludwigの部屋へと進みます(Albecht Ludwigは乗馬の事故により、28歳でなくなってしまう)。その後Christiane Louise王妃の部屋とすすみます。
ここまでが西翼の見学で、18世紀の王族の生活ぶりがとてもよくわかります。派手ではないがとても豪華な部屋が見学できます。
つぎに、ヴァイカースハイム城の南翼にツアーは進みます。ここでも目玉はなんと言っても騎士の間(Rittersaal)です。ヴァイカースハイム城唯一といってもいいとても大きなホールで、全長40m,幅12m,高さ8.5mもあります。
壁にはスタッコ製の象や鹿の頭部が埋め込まれ、動物が飛び指してくるように見える壁画などがあります(鹿の角は本物)。その他にも豪華なシャンデリアや、木枠に組み合わされた天井画などがあり、すべてオリジナルです。
また、騎士等(?)のスタッコの天井が印象的なグライヒェンの間(Glichen Room)もいいです。ここには当時のトイレもあり、趣があってなかなかおもしろいです。
城の前には南ドイツを代表する、バロック庭園が広がります。城の見学と併せてゆっくり散歩でもどうぞ。