ヴォルムス (Worms)も神聖ローマ帝国を語るに当たって、はずすことはできないライン川沿いの古都です。また「ニーベルンゲンの歌」の歌の舞台としても知られています。
ヴォルムスには紀元前から集落があり、ドイツでもっとも古い歴史を持つ古都の一つとなっています。
5世紀にはブルグント王国の首都となります。またカール大帝により王宮も設置されます。
神聖ローマ帝国に時代になると、このヴォルムスで100回を超える帝国議会が開催され、帝国の政治の中心としての地位を築きます。
1521年には、マルティン・ルターが帝国追放刑となる帝国議会が開かれるなど、宗教改革とも深い関わりを持っています。しかし、30年戦争によりヴォルムスはスウェーデン軍に占領され、またプファルツ継承戦争においてはフランス軍によって町は荒廃してしまいます。19世紀の産業革命により徐々にヴォルムスは勢力を回復しますが、それもまた第二次世界大戦で町の大部分が破壊されてしまいます。
このヴォルムスに2003年10月5日に行ってきました。実はこの前日はアーヘンにいて、そこからいくというちょっと強行日程でした。マインツ乗り換えで簡単にいくことができます。
ヴォルムスのシンボル的存在がロマネスク様式の大聖堂(ドーム)です。正式には聖ペーター教会といいます。
この大聖堂は7世紀に初めてローマ様式にて建てたのが始まりといわれています。その後11世紀にブルクハルト大司教によって現在の位置に現在の規模のバジリカを建てました。その後3回に渡って改修され、現在のような形になったのは1181年のことです。
教会の中には12世紀からの石のレリーフ・石像を始め、鮮やかなステンドグラス、さらにはバロック様式の祭壇と見所満載です。バロック様式の中央の祭壇はあのバルタザール・ノイマンの設計によるものです。
バラ窓があったりと、非常に見所満載の教会です。メジャーな観光名所ではないですが、歴史ファンには数々のロマンがある、押さえておきたい大聖堂の一つでしょう。