ヴュルツブルクの中心部、テアター通りにビュルガーシュピタールがあります。
ビュルガーシュピタールは1319年6月23日、ヴュルツブルクの富豪ヨハネス・フォン・シュテレン(Johannes von Steren)が、司教領主ゴットフリート・フォン・ホーエンローエ(Gottfrid von Hohenlohe)から自分の屋敷を慈善院とする許可を得たのが始まりです。
2年後、ヨハネスは13モルゲン(約4ha)のブドウ畑を慈善院に寄進します。
1340年にはトルフェル家(Teuffel)が、所有地のすべてを慈善院に寄進します。これにより慈善院は経営の基盤を得ることができました。
現在ビュルガーシュピタールにはワイン生産所、販売所、レストランがあります。これらの利益を元として養老院が経営されており、現在約300人の老人たちが1日1杯のワインを楽しみの一つとして、余生を送っています。
ビュルガーシュピタールの所有するワイン畑は140ha以上にも及び、様々な品種のブドウが栽培され、それを元に高品質のワインが生産されています。
ビュルガーシュピタールの建物の地下にはケラーがあり、ここでワインの生産及び熟成が行われています。
このケラーは見学することができます。3月末から11月頭までの毎週土曜日、14時に見学ツアー(Kellerführung)があります。料金5ユーロ。所要時間約90分です。時間があれば是非とも参加して下さい。
ツアーは付属の教会からはじまります。その後地下のケラーを見学します。
ビュルガーシュピタールはフランケンワインの特徴「ボックスボイテル」の誕生の地だそうです。これは「偽物封じ」の策として、ビュルガーシュピタールのワインをボックスボイテルに詰め、密栓し、市の封印をして販売した事によります。
また、通りに面したところにグロッケンシュピール(Glockenspiel)があります。11,13,15,17時に動きます。動きは地味ですが記念に見ていって下さい。
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ビュルガーシュピタールのケラー。ツアーに参加してみました。ワインを熟成させる樽が地下いっぱいに並んでいます。 |
一部の樽にはこのようなレリーフが彫られたのもあります。 |
地下のケラーにあった、ビュルガーシュピタールのマークのレリーフ。 |
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ビュルガーシュピタールのワインの宝物館(Schatzkammer)の看板。 |
宝物館の中。その年の貴重な最高級のワインがここに保存されている。 |
ワイン畑の土壌についての展示。場所によって全く異なるのがわかる。 |